イッキ見試写会で鑑賞。
三姉妹の家庭の事情があらわになり、後編から登場するジョーカー伊勢谷友介氏の存在感は流石でした。
試写会後のトークで伊勢谷氏が監督には悪気なくそういう生き方をしている人物として演じるようにリクエストされたそう。
次女のいじめ問題もあったり勝負以外の人間関係も描かれています。
これらを通して零が他人を思いやること、
将棋以外は何もない零に新しく芽生える他者との関係を意識する気付きがあります。
とはいえやはり勝者と敗者しかいない勝負の世界がメイン。
零を取り巻く勝負師、棋士たちの傷ついた一面や弱さも垣間見せてながら、それでも前へ進み「次」に向かう人間ドラマとなっています。
鑑賞中其処彼処からすすり泣きが。
（こういう時に自分は泣くことがない少数派）
前後編通して脇役の方がたが自分的にツボ！脇と言っては何ですが。染谷将太、高橋一生両氏や森岡龍氏、尾上 寛之氏、岩松了氏、中村倫也氏などなど…全てのシーンが印象に残る感がありました。
子役の原 菜乃華さんはすごい女優さんになりそう。地獄でなぜ悪いのときから可能性のかたまり感があります。
零は神木くん無くしては表現できない絶対的な役だと思いました 神木くんで見たい！と思う人が多かったのも納得できる。
藤原さくらさんのエンディングは穏やかさに少し無理矢理な感があったのは少数派の自分だけでしょう…
