すーさん

3月のライオン 後編のすーさんのレビュー・感想・評価

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)
4.0
2017.5.3
桐山たちが必死で生きようとする姿を見て、気付けば手を握り締めてしまっていた。それほど役者に魅せられる映画で、神木隆之介の苦しみ、清原果耶の叫びには一見の価値があった。

「戦いの前編」に対して、「愛の後編」と謳うだけある。
桐山は環境に付いていこうと必死だ。それは多分、彼がまだ知ってない「愛」を模索しているから。いくつもの失敗を繰り返して、彼は「愛」を知っていく。
一人になったつもりでも、なんと多くの人が周りにいたことか!

勝つための一手は、自らを信じ続けることから生まれる。
それはつまり「愛」でもあるんだろうな。

桐山という主人公に対する魅力が増していく後編。彼はきっと今も生き続けていて、成長していくんだろうなと思わせる。
登ってゆくラストも良い。
すーさん

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