まいこ

愚行録のまいこのレビュー・感想・評価

愚行録(2017年製作の映画)
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貫井徳郎の直木賞候補作を実写化したミステリー。一人の週刊誌記者が未解決の一家惨殺事件の真相を追う中で、理想の家族と思われた被害者一家の意外な評判が明らかになっていくさまを描き出す。

ある時、エリートサラリーマンの一家が殺害され、世間を震撼させる。犯人が見つからないまま1年が過ぎ、改めて事件を追おうと決意した週刊誌記者の田中は取材を始める。関係者へのインタビューを通して、被害者一家や証言者自身の思いがけない実像が明らかになっていき、事件の真相が浮かび上がってくる。

声小さ。キラキラの裏にはドロドロとした欲望が渦巻いている。
これ、要するに『彼女は頭が悪いから』のKO大学verといっても過言ではないし、世田谷一家殺人事件がベースにあるよね。稲大てもうそれは言ってるようなもんだし、なんだか複雑ではあるけど実際に似た出来事なんて幾らでも有り得そうなんだよな。バブル期が彷彿とされるとはいえ、今でも「外部」「内部」って引き継がれている。やだなぁ。と、そういう意味で胸糞が悪くなりました。
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