愚行録(2017年製作の映画)

上映日:2017年02月18日

製作国:
  • 日本
  • / 上映時間:120分
    監督
    石川慶
    脚本
    向井康介
    原作
    貫井徳郎
    キャスト
    妻夫木聡
    満島ひかり
    小出恵介
    臼田あさ美
    市川由衣
    松本若菜
    中村倫也
    眞島秀和
    濱田マリ
    平田満
    あらすじ
    閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。被害者・田向浩樹(小出恵介)は大手デベロッパーに勤めるエリートサリーマン。妻の友季恵(松本若菜)は物腰が柔らかく、近所からも慕われる上品な美人。ふたりは娘とよく買い物に出かけるなど、誰もが羨む仲睦まじい≪理想の家族≫として知られていたが、田向は1階で友季恵と娘は2階寝室で刺殺された姿で発見され、世間を騒然とさせた。未解決のまま一年が過ぎ、風化していく事件。週刊誌記者の田中(妻夫木聡)は改めて真相を探ろうと関係者の証言を追い始める。しかし、そこから浮かび上がってきたのは田向夫妻の外見からは想像もできない噂の数々だった-。

    「愚行録」に投稿された感想・レビュー

    tonga
    tongaの感想・レビュー
    20分
    4.2
    もらった名刺は、決してコースターにせずに、おでこに貼りながら、いただいた方の話を聞いたり、
    乗り物に乗る時は、お年寄りに積極的に声をかけて席を譲ったり、
    新入社員の可愛い山本さんには、決してちょっかいを出さず、
    と、
    そんな妻夫木君の善行録の話が盛りだくさんの映画だったら、
    おそらく30分で、上映中にイビキをかいてしまうというような愚行をおかしてしまいそうですが、
    この映画は、おしまいまで、行儀良く楽しめます。
    風の旅人
    風の旅人の感想・レビュー
    29分
    3.0
    人は物のように「何か」であることに自足できず、「何者か」に憧れ、「何者か」になることを夢見る。
    しかし誰もが思い描いた自分になれるわけではない。
    作中に出てくる「日本は格差社会ではなくて階級社会」だという言葉。
    この物語が表しているのは、その階級社会の闇である。

    冒頭のバスのシーン。
    田中は他の乗客にお年寄りに席を譲るように言われる。
    席を譲った田中は足が不自由なふりをする。
    この「愚行」を皮切りに、次々と描写される人々の「愚行」の数々。
    そこには他者にどう見られるかという意識が働いている。
    見栄、プライド、嫉妬。
    他者という鏡を通して見えてくるその人の人間像。
    自分自身の「愚行」を振り返った。
    jun
    junの感想・レビュー
    5時間
    3.9

    じわじわと来る恐怖。
    全体を通して、どんよりした空気感。
    日本映画らしい、独特な間のある雰囲気。
    後半途中から急展開。
    最終的なはっきりとした結末は出ませんが、観た後の後味の悪く、色々と考えてしまい、何とも言えない気持ちになります。
    みぞぐち
    みぞぐちの感想・レビュー
    5時間
    3.3

    このレビューはネタバレを含みます

    「愚行録」劇場鑑賞
    #オススメ度65

    妹が育児放棄で逮捕された雑誌記者が、未解決のエリート一家惨殺事件について調べる物語。

    まぁ暗いですよ。この手の作品が好きな方は李相日監督の「怒り」を見る前は彷彿されて期待すると思います。
    「愚行録」は初監督作品となる石川慶監督。原作者も違いますし随分と雰囲気は違う。もう終始どんより行き詰まった暗い作品。見て気持ちよい作品ではないし「怒り」に比べると興行的にはふるわないでしょう。

    役者さんは主演の妻夫木聡さん、満島ひかりさんと素晴らしい。ふたりとも嫌いになりそうなくらい。

    オープニングのバスのシーンがあるのですが普通にバスに乗っている人たちをあそこまでどんよりみせる演出は素晴らしい。この作品が纏う空気を観客に知らしめその世界に一気に引き込みます。
    その反面、なんか雑な演出や台詞でテレビの2時間サスペンスのような場面もあり。
    この監督は今後に期待!といったところ。

    登場人物みんないいところはほとんど描かず、人間の醜い部分ばかり描く。それでもみんな必死だ。つま先から頭まで綺麗な人間なんていないのかもしれない。少なくとも自分には映画の登場人物までは行かずとも醜い部分はあるし、それを隠して表面を取り繕って生きているようなもんだ。

    それでも必死だし。頑張っている。
    生きるってそういうことかも。

    汚い自分を受容できる映画ではないので疲労感のある作品です。
    なので心構えをもって鑑賞できる映画館での鑑賞をオススメします。



    以外ネタバレで。

    妹の父親が兄って皆様どこで気づいたのでしょうか?

    妹が犯人て皆様どこで気づいたのでしょうか?

    私は兄は妹が犯人て知ってて妹に捜査の手がいかないように記者として調べていたと思ったのですが原作ではでうなのでしょうか?

    3つの衝撃ですが、妹が犯人、妹の父親は兄で2つとしてあとひとつは何ですか?
    nu
    nuの感想・レビュー
    5時間
    3.0
    自分も恨まれていた気がする。なんとなく。
    ぷじこ
    ぷじこの感想・レビュー
    6時間
    3.3
    3度の衝撃うんぬんより役者陣の演技が見所。

    小出恵介の突き抜けたクズ演技がすごい!
    確かにここまで開き直られると逆に感動しちゃうかもな〜むしろ信者になっちゃうかもな〜と、元カノに思わず共感してしまうくらい。小出くんがまたイケメン過ぎない人の良さそうな顔してるので余計に…。ナイスキャスティング!
    妻夫木聡は目の死にっぷりが良かった。本当に常に「死んだ魚の目」としか言いようがない状態が平常運転。「怒り」の率直な役柄とは対照的。本当に演技の振れ幅が広い役者さんになったなー!
    そして何と言っても満島ひかり。死んだ目を通り越して、廃墟。すべての感情が押し流されて抜け殻のようになった人の顔を表現できるってすごい。独白するシーンは本当に彼女の真骨頂で、このシーンのためだけに劇場で観てもいいくらい。

    水や光の撮り方が印象的なカメラワークや、作品の雰囲気にぴったりのBGMもよい。ただ、ラストがやや冗長なのと、あるシーンにリアリティがなかったのが不満(あたってないでしょ!と突っ込みたくなったw)。役者陣がよくなければDVDで十分だったかも。

    貫井徳郎は「空白の叫び」も映像化してほしいけど無理かな…。長いし、絶対R18だし。
    つ
    の感想・レビュー
    6時間
    4.1
    観終わった後の虚無感と寒気が凄い
    キナ
    キナの感想・レビュー
    6時間
    5.0

    このレビューはネタバレを含みます

    冒頭で脚が悪い振りをする妻夫木を見て最高だなーなんて思ってたら想像の何倍も重い衝撃がガツンガツンと襲ってきて参っちゃった。
    これが観たかった。頭を痛めたかった。素晴らしかった

    主に一対一で聴取する場面の連続なんだけど、一人一人に抱えるものや物語があって最後に全てが繋がるオムニバス形式のようでかなり観入ることができた。
    基本聞く側の田中がときどき聞かれる側にまわるのが効果的で良かった。

    田向の生き様にドン引き笑
    その開き直り方に感心するレベル。
    夏原さんもまた何考えてんのか分からなすぎて怖い。
    あの笑顔と器用な人間関係の裏に何があるのか、或いは何もないのか…
    最後まで二人に関しては客観的な話しかないので掴めなくて、より気持ち悪く感じる。

    この映画一番の衝撃は田中が宮村を殺すシーンだった。
    宮村が光子のことを話してる時点でうわぁ〜やめてくれ〜って思ってたけど、まさかあんな、流れるように静かに殴り殺しちゃうとは。
    夢でも見てるのかと思った

    光子が田向家殺人の犯人ってのは宮村の話で予想はつくけど、実際彼女の口から語られるとズーンときた。
    それと光子が「生まれ変わってもお兄ちゃんの妹でいたい」って言った時に、もしや…と思ったけど本当に兄妹の子供だったとは…!
    中盤でそれが分かってもただの衝撃で終わるけど、虐待児童だった二人で、しかも宮村殺人と田向殺人を経たあとでの判明だから余計に重くて重くて

    とにかく救いのないやりきれない映画。
    役者のちょっと抑えめの演技が最高だった。
    夏原さんと光子の笑顔が忘れられない…
    濱田マリのまっすぐな目付きと妻夫木の伏せがちの目付きが印象的だった。

    短編映画の監督だそうでちょっと納得。
    愚行録ってタイトルもまさに。
    去年の怒り を思い出す、良い邦画でした
    大原美音
    大原美音の感想・レビュー
    6時間
    3.9
    映画を観て、息が止まり開いた口が塞がらなくなったのは初めて
    odoranasonyade
    odoranasonyadeの感想・レビュー
    6時間
    2.0
    たいくつたいくつ、あーたいくつ
    序盤長いし、なんだろ。ずーっと同じテンポでうーん、、

    なんか怒りみたいな映画と思って見に行ったからすごくがっかり

    それゃ満島ひかりも妻夫木聡も最高だけど、なんだろうなーたいくつだった!

    小出君の軽くて最低な役も似合ってるし、妻夫木聡のあのボサッとダサい感じも似合ってるし、満島ひかりの最強に幸薄い感じとかもあってるんだけど、つまらない。

    大学生とか、社会とか最初から格差があるのかな、なーんだか胸くそ悪かったや。

    日本映画最近やるなーって思いたかっただけに、少し残念
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