まいこさんの映画レビュー・感想・評価

まいこ

まいこ

メインストリーム(2021年製作の映画)

2.8

自作の映像をYouTubeに投稿していたフランキーは、カリスマ性があるリンクと出会い、YouTubeデビューさせようと思い立つ。さっそく動画制作を始めたところ、リンクは人気YouTuberとなる。>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

2.5

原泰久の人気漫画を実写映画化した大ヒット作「キングダム」シリーズの第3作。
春秋戦国時代の中国。天下の大将軍を志す少年・信(しん)は秦の若き国王・えい政(えいせい)と運命的な出会いを果たし、ともに中華
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

2.5

隣国の魏が国境を越え秦への侵攻を開始。秦軍は決戦の地・蛇甘平原で迎えうつ。天下の大将軍を夢見る戦災孤児の若者・信は、歩兵として初陣に臨むため戦場へと向かう。

原作ファンに支えられている訳ですし、登場
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『マイ・エレメント』が起こす奇跡の化学反応:メイキング映像(2023年製作の映画)

-

マイエレメントはつまるところ監督の自伝に等しいけれど、嫌味のないユーモアを交えたラブストーリーに昇華するのは流石。もし好きな映画のひとつになったのであれば、せっかくだし着想を覗くべき。あんなに可愛くデ>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

火・水・土・風といったエレメント(元素)たちが暮らす世界を舞台に、正反対の性質を持つ2人の出会いを描いたディズニー&ピクサーの長編アニメーション。

リアルな世界に置き換えたらエレメントは人種な訳で、
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22番VS人間の世界(2021年製作の映画)

-

自分じゃ気づけない、し、気づいていない分22番のひらめきを視聴者が感じ取れ、というちょっと歯がゆい展開だけれども、結論一貫して言いたいことはなんとなく分かるお話。ふと思ったのは、魂のもとは純粋(であっ>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.5

人間として生まれる前の魂 (ソウル)たちが暮らす世界に紛れ込んでしまった音楽教師ジョー。ジャズ・ミュージシャンになる夢が叶う寸前だった彼は、目的を見失い人間になることを拒むソウル・22番と出会う。やが>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.6

現代だからこそ成し得る危機回避(できてないけど)テクニック盛りだくさんでとっっても面白かった。正直なところ、内容自体は特に新しいものはなし。思春期(笑)反抗期(笑)なパパを恋しく思うティーンがあれこれ>>続きを読む

シュガーベイビー(2018年製作の映画)

-

同名の別作品を観たかったのだが、どうやら他作品でした(観終わってから知った)。貧困がもたらす社会問題。面白さは感じとれず終始踏んだり蹴ったり。一世代前のインターネット×映像遊び的な作風。とはいえフィル>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.6

障がい者とはずれ者とそれを追いかけるお姉さん3人のロードムービー。ロードムービーの良いところって背景と舞台がころころ変わって見てるこっちが話の内容以外で飽きない点にあると思う。本作に関して言えば、憧れ>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.5

ジャケ画が怖いんよ。Japanese horror gameである『零』が好きで都市伝説を調べてはセルフで背筋を凍らせがちな自分からしたら特に不満は無く、所謂ほん怖のように楽しめた。鑑賞後、Filma>>続きを読む

ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

-

コロナ前にコロナ禍のような"外に出れない"ことによる人間関係と社会の変容(と言っても家の中だが)を描いた作品。製作のタイミングが良すぎる。『ビバリウム』的な話かと思ったらとんでもない。桃色の雲が襲って>>続きを読む

冬時間のパリ(2018年製作の映画)

2.5

印刷本から電子書籍へと、移りゆく時代の波に適応すべく懸命の出版業界を舞台に、パリで暮らす2組の夫婦の間で生じるもつれた不倫愛の行方を、アサイヤス監督が軽妙洒脱な語り口で活写。

会話劇と恋愛ドラマ。と
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

開始1分。岩戸って苗字の時点で天岩戸神話だし、すずめは天鈿女命で草太は素盞嗚尊で蚓は日不見とな!日本神話のオンパレードじゃないすか。左大臣に右大臣?大神に陰陽思想と円環の理ですか?中心と周縁の関係性。>>続きを読む

今すぐ購入: 購買意欲はこうして操られる(2024年製作の映画)

2.5

これからのシーズンにピッタリのドキュメンタリー。

途中の"廃棄させるためにわざとハイブランドバッグを壊す"TikTokの映像前にみたな。これ絡みだったのか。
ただね、ワンクリックは入口にしか過ぎなか
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隣の家の少女(2007年製作の映画)

-

「オフシーズン」「襲撃者の夜」など、カルト的人気を誇る米ホラー作家ジャック・ケッチャムによる、実在の少女監禁事件を基にした小説の映画化。

胸糞ワードに惹かれて原作を10年以上前に読んだ記憶があるけれ
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アグリーズ(2024年製作の映画)

3.5

スコット・ウエスターフェルド作ディストピアYA小説の映像化。

小学生の時登下校をしながら「全員がイケメン・美女になれば世界が平和になるのにね」と友人と会話していたのが正に本作品のコンセプトと同じなの
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

3.0

離婚経験がある50代の大学教授クレール。失恋した彼女は、24歳のクララとしてSNSのアカウントを作る。そして、自分を振ったアレックスに近づき、疑似恋愛にはまっていく。

よく出来たシナリオだなあ、と思
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.0

監督キャメロン・クロウの半自伝的作品。オタクが憧れのバンドとツアーをまわるという題材だけでアツいのに、そこで恋愛要素をぶっ込んでくるのも中々によろしくて。ペニーが魅力的な女性なのは見てわかるが、それ以>>続きを読む

マッド・ハウス(2019年製作の映画)

2.5

理想の物件で完璧な新生活を始めた女性を待ち受ける悪夢を描いたサイコスリラー。

ミッドサマーと比較するものでもなくない?別にカルト題材ってミッドサマーだけじゃないし…。
カルト宗教の入口から途中までま
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

2.8

イーサン・ホークがかっこいい。ウィノナ・ライダーが可愛いのは分かるんだけど個人的に好みじゃなくて、イーサン・ホークかっけ〜をずっとしていた。音楽の使い方だったり言い回しがいわゆる、お洒落たらしめてるの>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.4

男も女も生きるのに大変だけどその価値観を作ったのは歴史的に見ると男でしょう、ってことで!監督の意匠もあってか沢山の名作をオマージュしていて、その描写は好きだった。しかしまあ幼少期に私自身人形遊び(指人>>続きを読む

男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)

2.8

20世紀のスイスを代表する作家のひとり、マックス・フリッシュ。以前、彼の名作小説「アテネに死す」を「ボイジャー」として映画化したことがあるドイツの名匠シュレンドルフ監督が、フリッシュの本邦未訳小説に想>>続きを読む

ポルト(2016年製作の映画)

3.5

ジム・ジャームッシュが製作総指揮を務め、ポルトガル第2の都市ポルトを舞台に、異国の地で再会した孤独な男女を描いたラブストーリー。

女性目線だと少し(というかだいぶ)ホラーだけど、運命づけられているよ
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

2.0

『イット・フォローズ』の製作陣と気鋭の映画製作会社A24が組んだ極限スリラー。夜に襲い来る“それ”から逃れようとする2組の家族が精神的に追い詰められる様を、ジョエル・エドガートンらが緊張感満点に好演。>>続きを読む

ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.3

すれ違い恋人未満時期23年の恋愛映画、「ふーんこういうものか、アン・ハサウェイ可愛いから観よーっと」とまあ、あまり期待はせずに鑑賞。そのままなんや、大したことないな(最低)と観続けていたら、途中からそ>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

2.5

15年前に起きた誘拐事件の被害女児と加害者の再会を描く人間ドラマ。

最後の感情が正しければそれは犯罪に近いものであり、彼女が成人し、自らの感情が正しいか判断するまで、保護者以外の役割を果たそうとして
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.2

「ハロウィン」「ニューヨーク1997」などのホラー映画の大御所、ジョン・カーペンター監督作品。

1982年の冬、12人の南極基地観測隊が10万年以上も氷の中に埋まっていたエイリアンを発見する。氷が溶
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天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

3.3

歌って踊るエネルギッシュな修道女、デロリスの活躍を描く。荒廃した学校を歌で救う!生徒たちのハーモニーが感動を誘う音楽コメディ第2弾

「Oh happy day🎶」
私が思い描いていたウーピー・ゴール
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Pearl パール(2022年製作の映画)

2.8

『X』の前日譚とはいえ記憶がほぼ無いまま鑑賞。ミア・ゴスの演技力の凄みを感じる以外に特には感想がないのだけれど😂古き良き映画の風味を感じとれるのは好き。てか表情オーバーすぎて笑っちゃいそう。チャッキー>>続きを読む

レッサーパンダを抱きしめて(2022年製作の映画)

-

多くの女性陣と自由な職場、様々な人生経験の反映、それがあったこそ『わたしときどきレッサーパンダ』が産み出されたのだなあと随分見応えのあるドキュメンタリーだった。SHINee凄い(そこ)。そしてコロナが>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.9

監督の経験を反映。推しに会いに行くために親を説得×気持ちが高揚すると変身してしまう=思春期を描いた作品。毒親み強めなのは中華系あるあるすぎて私も13歳でアイドルオタクを初めてたらおなじことになってただ>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.6

一件の殺人事件を巡って少女の人生を描いたディーリア・オーエンズによる同名ミステリー小説を実写映画化。

ジャケのおかげでアニメなのかとずっと思っていたがミステリなのね。家庭内暴力とそれに伴うかなしい出
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.3

肉屋の夫婦が繰り広げる人間狩りを描いたフランス発のブラックコメディ。

グロテスクカニバリズムコメディ。短時間の中にぎゅっとつめられた起承転結に、サッと見れる上にしっかりオチまでついてて、最後まで笑え
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アンデス、ふたりぼっち(2017年製作の映画)

-

ペルー映画史上初めて全編アイマラ語で制作された長編作品として注目を集め、本国で大ヒットを飛ばすと共に、2018年アカデミー賞外国語映画賞のペルー代表に選出された作品。

雄大な自然のもとで自給自足の生
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.3

ムロツヨシと岸井ゆきの演じる男女の本音と建前や嫉妬と憧れを描いた、「空白」「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督オリジナル脚本による異色恋愛ドラマ。

ムロツヨシが演じてる役の気持ち悪さって誰もが持っているの
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