映画としては、とても面白い作品だと思う。
少しずつ少しずつ、
核心に迫っていくストーリー。
今に向かうまでの過程を追う中での、人と人との繋がりの見せ方は、観るものに多くの想像をさせる。
出て来る登場人物それぞれが本当にどうしようもない人間ばかりなのに、
悲しいことに現実的。
本当に胸糞悪くなるような出来事も人間も、
たしかに近くにあるかもしれない、いるかもしれないと思わせられる。
淡々と進む話も、
ちゃんとメリハリもあって(スカッとするという意味とは180°違いますが笑)。
考えさせられる映画。
最後まで気持ちよくはない。
でも、日常や人間関係について、より深く考えるきっかけにはなりそう。