このレビューはネタバレを含みます
視点がいいね…記憶の中のどこかの景色と重なって、なんとも言えないノスタルジックさ。
日の光を浴びること、温かい温泉に浸かること、夜の空気を吸いこむこと…満たされた時間の中で、漠然とした不安が2人を包み込む。
カートはとても寂しがりやなのかもしれない。マークはとても不安なのかもしれない。お互いがお互いに、どんな感情を持ってるのかはわからない。でも別に言葉で定める必要はないとも思う、物事は全てグラデーションだから。
感じるということは素晴らしいと、忘れていた心を思い出す。
日曜の夜、明日も仕事だなあなんて思いながら観て、心地よい映画だった。