ケリー・ランカートの作品3つ目
感想👇
《静かな朝》
緑の濃淡の庭に白い花、赤い花、
のどかな朝、
友達からの電話でキャンプに行かないかとのお誘い。
そばにいる妻に同意を求める。
※いつも思うのだが そばにいる人に同意を求めている時は 単にYESの返事が欲しいだけで、答えはほぼ決めている。
緑の木々に囲まれ、車の窓から景色を映している。
その緑の山々の緑は 黄色っぽい葉っぱ、黒っぽくみえる葉っぱ
色とりどりで、後ろに流れるように映されている。
『心』が少しずつ緑に浄化されて綺麗になるようで、映画ではなく 自分が旅してるよう。
進むうちに
鉄で組み立てた橋を下から写し、橋の鉄橋の向こうにどんよりとした空が遠く、遥か彼方に雄大に広がる。
その空の色はグレーぽい。
そして、カラフルな壁が多い‼️
映像の撮り方が 『ス.キ.』
緑の木々の垣根みたいな中を2人で歩いてる所も好き。
何気ない会話の中に本音がチラチラ
それを 見て聞いてるだけなんだけど『皆んなおんなじなんだなぁー』と
なんとなくホッとする。
《いつものおれら》
《あ〜 明日の自分を憂いてるのは
私だけじゃあないんだ!》
《悲しみは使い古した喜び》
って言葉を聞いただけで不意に涙がポロっと出た!
冒頭と、最後に政治的なニュースを流して この時の2人の置かれている世の中の背景がよく分かる❗️
《心に沁みる映画》