けんぱじ

彼らが本気で編むときは、のけんぱじのレビュー・感想・評価

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)
4.5
人という本質、家族という本質、親子という本質、色々な物事の本質を捉えようとするストーリーが胸を打つ。
我が子と向き合うより自分の人生を謳歌したい母親。
子供にとっては家族として向き合ってくれる他人よりも本当の母親と暮らしたいと願うのは当然の事。
“親は無くとも子は育つ” とも言うし、結果的には何が正しいのかはわからないが…

その一方でトランスジェンダーの人を見て “普通” じゃないと決めつけるのは正しくないと学ばされる。

そんな深くてマジメな問題を笑いを混ぜながら、涙も誘われて、緩やかに進行していく素敵な作品やった。

ずっと、わずかな違和感を保ちながら生田斗真はトランスジェンダー役を演じきってた。
そのトランスジェンダーの女性を愛する桐谷健太は大きな愛と優しさと心穏やかな男性。
その姪っ子の柿原りんかちゃんが良かったぁ〜
小さな上白石萌音のような感じ(笑)
12歳でトランスジェンダーを相手にするのは難しかったやろなぁ〜
チ◯コの事とか(笑)
「すげぇー すげぇー すげぇー」のとこはメッチャ笑ろた

あらゆる今時の事柄を盛り込んだストーリーも、ゆったりリズムとポップな感覚でとてもいい映画でした♪
けんぱじ

けんぱじ