このレビューはネタバレを含みます
あらゆる静かな社会問題を詰め込みすぎといえばそうなのかもしれないけれど、現実がじっさいこれくらいいろいろあるからまぁいいかと思う。
レビューであまり触れられていないけれど、カイくんのくだりが個人的には一番胸に迫るものがあった。
「ぼくは罪深いんだって」
「あんたのママは時々間違える。だってぜったいそんなことない」っていうやりとり。よかったなあ。みんなに見てほしいなあ。
追記
あとから思い出したのだけど、大好きだった身内を看取ったあと、しばらくずーーっとかぎ針編みに勤しんでいた時期があった。
悲しみを編み込んで落ち着いていくっていうことは誰もがどこかで知っている気持ちの療法なのかもしれない。