のりちり

彼らが本気で編むときは、ののりちりのレビュー・感想・評価

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)
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映画館鑑賞。

好きになった人が、たまたまトランスジェンダーのリンコという人だっただった、おじさん。
そこへ、おじさんの姉が、男と家を出てしまい、1人になった姪がやってきた。
初めて見る元男性の女性。
戸惑う姪っこ。
しかし、彼女には母にはない母性があり、彼女のことをいつも見守り、気をつけてくれていた。

さて、女で、男が1番大事な母。
面倒になると娘を捨て置く。
母だからと男と別れたら、娘を取りに来る。
ご飯は作らない。
家事もしない。
愛情もない。

リンコと母とどっちに育てられたら、娘は幸せなの?
答えはリンコ、だと思う。
でも、母のそばにいてやれるのは、自分だけと娘も分かっている。

娘のほうが大人だ。
これから母と何かあったら、こっちから家を出ればいい。
自分の身を守るところができて良かった。

ただ、簡単にトランスジェンダーと言っても、私自身、そういう人に会ったのは一人だけ。
意外と会わないから、普通の人じゃない発言も出る。
こういう映画になることもなく普通に付き合えたらいいのだけれどな。

斗真くんは、最初はうまくなかった編み物もだんだんうまくなっていったな~と思う。
これだけは、私も勝てそうだった。

りりぃさん、これが最後の映画かな。
良いお母さんぶりだった。
もう新しい映画はないんだね。
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