2017年 劇場鑑賞19作品目
LGBTへの理解ががまだまだ遅れている日本において、有名な監督、キャストでこのような映画が制作される事はとても良い事だと思う。
内容もとても丁寧に描かれていて、若者から大人までが曲解せずにLGBTへの理解を深められるものになっていたと思う。さらにLGBTだけにとどまらず、無数に絡み合い、一筋縄では解決できない現代の日本の課題がいくつも描かれていたのも凄い。
個人的には監督の作品はとても好きです。今作でもゆったりとした優しい空気感と、ほんわかするユーモアに包まれながらも芯のあるメッセージ、社会的に弱い立場の人間への力強いメッセージが込められていた。それがじんわりと優しく染み込むような感覚で伝わってきました。
生田くんの繊細な演技、それをきわだ出せる周りの役者陣(小池栄子さん、どんぴしゃで笑っちゃいました)の演技に拍手!