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彼らが本気で編むときは、のkuziraのレビュー・感想・評価

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)
4.7
どうしようもないことってあるんです

美しさを身に纏って
心に誠実さを刻み込んでも
手の大きさは変えられない
肩幅も身長も変わらない

女とか。男とか。勝手に性別を決められて
成長すると共に性別の"らしく"って言葉が重くのしかかる

普通であったり異常であったり、いつから僕たちはそういうくだらない事を気にしてしまう感性を持ってしまうのだろう

子供は親を選べない
だけど子供はどんな親でも親を選ぶ

それも全部、ぜーんぶ仕方なくって
どうしようも、どうにもできないこと

いくら悔しくても、いくら哀しくても
いくら辛くても、いくら腹が立っても
通りすぎるまで、堪えるのです
大事な人の為に、堪えるのです


彼らが本気で編んだものって「愛」
手作りのあったかくって、柔らかくて、
優しくて、同じモノは二度と作れない真心でした
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