鷲尾翼

ドラゴン・タトゥーの女の鷲尾翼のレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
4.0
【まとめシネマ】#404

【まとめ】
* 孤独で波瀾万丈なリスベッド
* 意外とストーリーもGOOD
* 見た目と中身の違いを改めて知る

本作はやはりルーニーマーラー演じるドラゴン・タトゥーの女、リズベットが印象的だ。本編は約2時間40分と比較的長めで、前半にリズベットの孤独が故の波瀾万丈な生活を描いている。後半にはダニエルクレイグ演じる主人公と出会い、今まで満たされなかった感情を主人公に曝け出す姿は、乙女な可愛さを思わせる。

本作は2時間40分もあるので、肝心のミステリーの部分は二の次だと思っていたが、思ったより好印象。謎解きのオチとしても「なるほど!」と思うしっかりとした内容。後、ミステリーと二人の人間ドラマとのバランスもGOOD!

本作はリズベットというキャラクターと通して、見た目と中身の違いを痛感する作品。一見怖そうな人も中身は可愛らしかったり、一方でその逆もある。それを理解した上で、あのラストはやっぱり悲しい。
鷲尾翼

鷲尾翼