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ドラゴン・タトゥーの女のKのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.2
中身ぎっしりストーリー。オープニング映像が独特。マルボロ1本。後見人。タトゥー。猫。写真から写真へ。「他人を不快にさせる恐怖の方が、自分の痛みの恐怖より強い」印象的な台詞。殺しの許可。背中に手を入れる。変装。優しい嘘。プレゼント。作品の意味するところを掴みきれていない気がしたので、視聴後に解説をいくつか読む。フェミニズムや007といった切り口になるほど。やはりフィンチャー作品を理解するには時代背景や人物など、映画の外側の知識が必要な傾向を感じる。そういう情報なしに楽しめる映画の方が好きだけれど、これはこれで深みがあり考えさせられた。ショッキングな描写が少なくないので面白いとは言いづらい複雑さ。あのおじさんその後どうなったのだろう。ひとまず観られて良かった。
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