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ドラゴン・タトゥーの女のniのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
5.0
非常に面白い作品でした。
オープニングから凝っていて、惹き込まれました。さすがデビッドフィンチャー監督と思わされる作品でした。
ルーニーマーラが最初から最後まですごすぎました。リスベットが終始かっこよくてかっこよくて。。いたたまれなさとか、トラウマがある上でとる行動とか、表情とか本当に全部すごすぎた、、あと「変装」した時がめっちゃ可愛かった、、
本当に顔や体にピアスを開けたらしくて役作りに対する姿勢に感動させられた…当時あまり有名ではなかったのに起用されてるから、キャストを選んだ監督も流石だなと思う。

ストーリーもしっかり構成されていて面白かった。途中登場人物か多くて少し頭が混乱したのでもっと最初から集中して見るべきでした。

題名にも含まれているドラゴンのタトゥーにはどんな意味があるのか調べたところ「悲惨な過去がある者がトラウマに対して強くなろうとする象徴」だそう。まさにこの物語の主人公のリスベットですね。

途中まであまり関連性のないふたつの話が進んでいるように見えるが、そのふたつの話が1つにまとまるのだが、そのまとまり方が見事で、面白かった。

残酷なシーンは、見たことのある人は(ああ、あそこね…)とわかると思うのですが、見るに耐えなくて、しかも短くはないからもう少し優しくして欲しかったとは思うけど、後のシーンとの違いを濃くするためなのかなとか思うと仕方ないのかな…でもあれは見るに堪えないし、これでR18じゃなくて15だからそこはせめてR18にすべきなんじゃないかなって個人的には思いました。

個人的にこの作品が気に入った大きな理由の一つに、女性蔑視というものが根源にあり、それに立ち向かう女たちがかっこよかったという理由もあります。これを男性監督がこんなに見事に撮ってるんだから素晴らしい。

ラストは切なくて儚くて辛かった😭😭リスベットは幸せになれないのかな、、
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