『ピアニスト』のような胸糞悪さはなく
後味は異様にさっぱりしたものだった(笑)
性的倒錯を描く似たようなジャンルかと思いきや
監督によってここまで価値観の違う作品になるものなのか
ヴァーホーヴェンのこれまで観た映画では一番好きかな
衝撃度としてはラースフォントリアーの『ニンフォマニアック』とかハネケの『ピアニスト』の方が断然 上
だがこの映画の方が好きかな
ミシェールは自分を核にして男女問わず人間関係をかき乱してく
その中でも揺らぐことのない凜とした姿勢
映画という作り物の中でこそ再現し生きることのできる「エル」の人間性ですよね
この話をブラックなギャグとして描いてしまうヴァーホーヴェンがハリウッドで映画作れなくなるのも納得
「ポクワ?」って(笑)