バーホーベンのアブノーマル感覚がフランス映画でキレイに花開いた、という感じかなあ。作品としてはよくできていて飽きは来ないけど、個人的には好みではなかった。
アブノーマルって何だろう、ノーマルって何だろう、と考えさせられる。
張られた伏線がいともあっさりと回収されていくことに拍子抜けしつつ、スリラーじゃないよねえ、と思いながら観てましたが、ラストのレベッカのセリフだけは大変薄気味悪かったです。
ゲーム開発会社のシーンには、あるあるネタがいろいろあり、笑わせてもらいました。ちゃんと取材したんでしょうね。
ロベール役のクリスチャン・ベルケル、ドイツ映画やナチスがらみの戦争映画ではおなじみの役者さんですが、フランス語もできるんだ、スゲー、と思いました。