ユペールさんすごい。
オープニングシーンからもう目が離せない展開で引き込まれる。
どうなるのかと思いながら主人公ミシェルのその後の行動でまた引き込まれる。
この映画はある意味普通の話だけど普通じゃないことだらけと言う感じだ。
そこが監督の上手さであり凄いとこだと思う。
「キャリアウーマン」であるミシェルは、まさにしっかりと自立した女性なのだが、自立していることが彼女の精神面の問題となっている。
なんでそうなる?と言った感じになる。
自分が「何者にもなりたくな」と言う考え方が、彼女自身の精神を混乱させているような、負のループが続いているような展開。
ただそのループも自分で招いているように感じられ、もっと大きな気持ちで包む事を知らされた気がした。
ユペールさんすごい。そしてポール・バーホベン監督もすごい。