レイプした女が化け物で逆に酷い目に！みたいなドント・ブリーズ的な話かなーと思ったら少し違った。けど、期待値を超える作品だった。
イザベル・ユペール64歳って…！信じられないくらい若々しくて美しい！リサリサ先生みたいな人ってマジでいるんだな。
ヴァーホーヴェン監督の映画っぽいシリアスな笑いも多くて、酷いシーンなはずが思わず笑ってしまうとこも多かった。
加えて、すごい目を引いたシーンが一つ。
事後に鏡の前で支度するシーンなんだけど、その鏡の前にもう一つ小さい鏡があり、そこにイザベル・ユペールの顔だけが写る。なので画面内にユペールの顔が３個存在して視点が取っ散らかる。引き込まれると同時に不安になってしまった。
不安になる場面が多くて、誰がレイプ魔なのかも当然気になるんだけど、それ以上に主人公のまわりの人間関係に注目してしまう。何がどう転ぶかわからないハラハラがあった。
息子君のパーティーでの成長描写のさり気なさと最後のお向かいさんとの会話、そしてイザベル・ユペールの美貌に高得点。
