僕もすごい不愉快な思いをさせられても性別関係なくパンツを目の前で脱いだら許せる気がする。
ヒューマンドラマとしてもスーパーイケてて、サスペンスとしても申し分ない、ぶっとい映画でした!
1人の女性の目線を通して色んな人間が描かれていて、どの人物のドラマも非常に味わい深いうえに、終わったあとにどの登場人物も、このお話に欠くことが出来ないと思わせるあたり超カッコイイじゃないか!!
しかも、視点である主人公が非常に多面的な豊かさを持ってるもんだから倍々ベットですよ!!
強くて弱くて、善悪に無頓着で意地悪で寛容で、欲望に正直(^_-)
でも、母親の彼氏の発言はコンクリートに埋められたらイイのにって思うくらいにムカついたなー。
主人公は2秒でどうでも良さそうな顔してましたけど!!
最後、誰が誰を許すかって終わらせ方も内容に反して爽やかな締めくくりかつ、総括の切れ味の良さ!!
自分の生き方、見られ方、誰と親しくするかなんて事を自分以外の何に左右されなきゃいけないの、善悪という社会構成原理上のルールめいたもの、同調感にすら起こってる出来事から云えば確実な被害者の立場だからこそ立てる中指って攻めてるなーとも思いました。
また、知人も言ってたんですけど変態だとか異常だとか、そういう自分の感覚で他者を括ろうとする事にこそ、中指を立ててる作品だとも思いました。
でも心から最低ですけどね、あの野郎は!!!