レイプされたおばさんが自力で犯人を探す話。
トラウマってただ直線的な事柄だけじゃなく、もっと歪な形でも現れてくるものなんだなって。
とある事件のせいで幼い頃から世間の目を浴びさせられたが為、世間体をめちゃくちゃ気にする主人公。そのくせ回りのすべての異性からは意識されていたい、自分だけに注目していてほしいと思う相反する願望。
べつに狂ってるとかじゃなしに、自分の中にある本質、例えば誰しもの奥底にある陰の部分をさらけ出した時に相手が受け入れてくれるか、許してくれるかっていう、そういうことを描いてる作品なんだと思う。カトリックで言うところの罪の告白と赦し。
相手が抵抗してくれないと発情できないも然り、つまりはラストのあそこでミシェルが最大限の抵抗をみせたのは、最大限に彼を受け入れた証なんじゃないかしらん。
そういう意味でかなりラヴに溢れた映画なんだと思う。知らんけど。
イギー・ポップの『Lust For Life』好きすぎだろ問題もあったのだけど、あれって愛とか欲望とか本能を歌ってる曲だったはずだから、メインテーマにはピッタリなのかも。マジで知らんけどな。
