ポン・ジュノ監督作。
韓国映画。
Netflix作品として初めてカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、“劇場公開VS.ネット配信”論争を呼んだ作品。ポン・ジュノ監督作としては「グエムル 漢江の怪物」以来の怪物映画、らしい。
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全然怪物映画じゃなかった。『グエムル』というより過去作品で言えば『ほえる犬は噛まない』だった。犬が豚になった所はもちろんユルさとダイナミックさが同居した雰囲気で色んな映画ジャンルをぶち込むところが。
もっとも『ほえる犬は噛まない』はペ・ドゥナが圧倒的に可愛いので、それと比べるとヒロインが可愛くない。その分オクジャが可愛い。
カラフルでポップな米国映画的側面と土着的な韓国映画の両方のヴィジュアルのバランスは良い感じだけど、良くも悪くもキレ味が弱い。養豚を悪に仕立て上げたり企業対自然っていう思想要素が強い分、キャッチでゆるい内容にしないと説教くさくなるのかもしれないけど。
Netflix映画としてのウリはやはりお茶の間で晩御飯の肉を口に入れながら見れる所か。そう考えると丁度良いかもしれないが、個人的には最近見た食育を扱った作品ならフランス映画『RAW』の方が好みだった。
