エベレスト登山映画って聞いて、ハラハラ緊張感満載の重いストーリーだと思って、観るタイミングを見計らっていたんだけど(精神的に重い映画が観たくない時ってあるから)、この映画は師弟の絆を描くことに重点を置いていて、そこまで気を張る必要はなかった。前半の訓練中は、のほほんストーリーで楽しい。
そして、遺体回収だけを目的にエベレストに登るということ。それはピークを目指す登山とは全く違う。山に滞在する日数も分からないし、必要な食糧も酸素ボンベの数も大量に必要となる。雪の中を探し回る体力と精神力なんて、比べ物にならないくらい必要だろう。
そして遺体が見つかったとしても、遺体の重さは生きてる人間とは全く違ってずっと重くなる。自分が歩くだけで精一杯な環境で、遺体を持ち帰ることの難しさ。
世の中には数多くのチームや仲間という形が存在するけど、こんな過酷な山に挑む登山チームの絆が一番強いんじゃないかって思えるくらい、熱いものを感じた。
余談だけど
メインのお二人が、元貴乃花親方と大泉洋さんに見えて仕方がなかった…。そして、山男はだんだんカッコよく見えてきちゃう(’-’*)
