不器用だけど繊細なストーリー。
いや、そんな2人のストーリーかな。
海外作品にしては、静かに表情や会話をみせてくれる映画だった。
それだけでなく、笑えるところもあるので暗くない。
大声で叫び、涙するだけが『悲しい』ではない。
目の前のことを淡々とこなしていく悲しみがある。
後悔するよ、と言われても、顔をみれない、その記憶を残さないために見ない、そんな別れがあってもいいと思う。
『乗り越えられない』と言ったが、とてもかっこよかった。
彼が生きているから。
そう言えたのは、きっと兄が繋いでくれた甥っ子との絆なんだろう。
冷凍チキンのくだりには参った。
ケイシーが主演男優賞ならルーカスも獲っても不思議じゃない。