のんchan

マンチェスター・バイ・ザ・シーののんchanのレビュー・感想・評価

4.1
レビューをあげていなかったけど、記録しておきたい作品なので再々鑑賞‼️

ケネス・ロナーガン監督は『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』も大好き💗
主人公はどちらも短気で荒っぽいけど、誰よりもデリケートな心を持っている男を繊細に描き出している。

不器用で、それゆえに周りの人々を傷付けてしまい、そのことを嘆き、また乱暴をしてしまう...

美しい浜辺や景勝が素晴らしいマンチェスター・バイ・ザ・シーの街並みが何よりもこの作品の要。
冬場は寒さが厳しそうで、物悲しさを演出するのに打って付け。
が反面、陽射しのある時の海辺は眩しいほどにキラッキラ✨

1人の男が、家族崩壊、兄の死、甥の後見人と立て続く悲しみ、不安の中で少しづつ立ち直っていく。人生のある一定の期間を切り取って描く。観る者が他人事ではない悲壮感を共有し、奮闘する姿を感じられる✨
若干長尺だが、どのシーンも必要だと3度目で理解している。
秀作は間違いないです🌟


オスカー俳優となったケイシー・アフレックだが、当初マット・デイモン主演・監督で企画が進められていたらしい。そー言うのも含めて運だから、ケイシーがリーを演じてBestだったと思う、似合ってた💫

ミシェル・ウィリアムズが出演すれば外す映画は少ないのでは?と思ってしまうほど巧い。元夫婦として外でする立ち話は唸る演技👏

ルーカス・ヘッジズも反抗期の青年を上手に演じていて、この作品以降は全て恵まれている感じ。
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