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マンチェスター・バイ・ザ・シーのisoのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

不穏な雰囲気の中に奏でられる神々しい音楽が人生の儚さや残酷さを想起させ、これはリーの人生へのやるせない気持ちと過去と向き合うことの恐怖や怒りを秀逸に表現している。
リーやパトリックのように辛い過去に寄り添いながらも人生は進んでいく。

きっと自分が1番辛いんだけど、自分だけが辛いわけではない。遠いどこかの知らない誰かも辛いんだと思いながら生きる。
人生を止めることはできないから、すぐ近くの誰かと頼れる誰かと辛さを宥め合って支え合って傷と寄り添い生きる。

足りない誰かに自分の有り余るものを与えれば、それはきっと自分のもとに返ってくる、。
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