親の在り方。
態度の悪いアパートの便利屋さんな主人公。
そんな彼の兄が亡くなり、兄の息子と暮らすことになる話。
主人公の過去が明らかになってきてから一気に感情移入できた。
頑固でちょっと嫌なやつなとことかも全部理解できた。
あとは主人公と兄息子の関係が良い。
実際の親と子じゃない分、普通だったら恥ずかしくて言えないこととか、対等に言い合うところとか。
父が突然いなくなった兄息子にとって、1番近くにいて欲しかった人間だろうな。
子どもを産んだから親になるんじゃなくて、子供の精神的支柱になれたとき初めて親になれるんじゃないかなぁ。