ガガンボさんの映画レビュー・感想・評価

ガガンボ

ガガンボ

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(2025年製作の映画)

4.0

敵は北からやってくる。

敵は生に執着する自分か。
正直理解しきれなかったけど、客観視してる自分を客観視して安心するシーンにめちゃくちゃ共感。
ずるいことや悪いことを行なった自分に気づいているから大丈
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.8

怒らない優しい日本人。

無罪11人vs.有罪1人。
ザ・日本人なやり取りの数々に少し恥ずかしくなる。

話も二転三転して楽しいコメディ映画でした。

さがす(2022年製作の映画)

3.6

生きているのではなく、生かされている。

死にたいと願う人間を生かすのは周りのエゴか。
自由に自分の体を動かせない人間に対して生きてりゃいいことあるなんて言えない。
目を背けたい現実でも家族である限り
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.8

それでも生きていく。

足に障がいのある兄と自閉症の妹。
死なないために選んだ選択肢。

普段生きている中で見えない世界、見たくない世界をありありと見せつけられる。

彼らを責めることも止めることもで
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.6

ジェシーアイゼンバーグ監督作。

理想の息子と理想の母親。
切りたくても切れない家族の絆。

真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.6

使用人と画家。

どこを切り取っても絵になる美しい映画でした。
直接的なシーンはないのに、2人が繋がっていることを綺麗に表現していた。
絵の具を調合しているシーンとか特に美しかった。

絵画は全く詳し
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

その男をどう見るか。

家族想いの父と見るか、犯罪者の息子と見るか、外国人と見るか、、。
その人間が何者なのかを表現するのは国籍だろうか、家系だろうか、よく分からなくなった。
こういう人間だったと理解
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茶飲友達(2022年製作の映画)

3.6

家族とは。

高齢者向け売春クラブ。
主人公が犯罪を基に作り上げたハリボテの家族と、切っても切れない本物の家族と。

確かに主人公の寂しさを埋めるためだけに作られたものではあったんだけど、誰かを救う居
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エマニュエル(2024年製作の映画)

3.2

世界観は好きだが、何を見せられているのかはよく分からなかった。

あんのこと(2023年製作の映画)

3.5

あんのこと。

実話ベースだからか淡々と進む物語。
生まれる環境の大切さ。
親が娘をママと呼ぶ気持ち悪さ。

刑事が良い奴なだけに非常に残念。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

社会のレールから外れた男の生き様。

まっすぐで正直な人間ほど社会のレールから外れてしまう。
みんなもっと適当に冷たく生きている。

怪物(2023年製作の映画)

3.8

怪物は誰で、普通なのは誰なのか。

親、教師から見た湊、そして湊自身の視点で描かれる、湊と依里の物語。

誰にでも手に入るものを幸せと呼ぶのはしょうもない。
親が望む幸せが幸せか。
湊が依里を好きなの
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怒り(2016年製作の映画)

3.8

夫婦殺人事件をめぐるオムニバス的な人間ドラマ。

様々な怒り。
悔しくてどうしようもない人間が抱く本物の「怒り」を苦しくなるくらい見せられた。
まだ自分は本物の怒りを知らない。

キャストの演技が素晴
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

お金では買えない完璧な人生。

役所広司の哀愁漂う演技に吸い込まれる。

人間は不変を望みつつ、変化に期待する矛盾した生き物なんだなと。
何に満足して、何に楽しみを見出すか。

最後のニーナシモンで評
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.8

置いてけぼりにされた者たちのクリスマス休暇。

ルール人間で面白味のない偏屈教師。
複雑な家庭環境で育ち、素直になれず、家族にも邪魔者扱いされている生徒。
息子を戦争で亡くした母。

どこか欠けてて、
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.0

自由のために声を上げる子どもたち。

様々な人種が通う落ちこぼれクラスと新米教師。
日記を通じて本音で語り合う。
ホロコーストを題材に、ギャングに憧れ死ぬことが誇りだと語る生徒たちに「生き方」を教える
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

4.0

白人至上主義。

全ての人間の心の奥底にある弱さ、醜さが仲間に出会った安心感で暴走し、取り返しのつかない結果となる。

何かがうまくいかなかった理由を自分以外に求めるのは愚かだなと。

人間の弱さが詰
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.8

“力”を持った子どもたち。

めちゃくちゃ頭の良い大人より純粋無垢で無邪気な子どもが異能を持つ方が何倍も恐ろしい。

純粋ゆえの迷いなき殺人。
猫の一件だけは許さない。

大人は判ってくれない。

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.6

ムキムキ300人対10万人。

ゾウにもサイにも負けないムキムキの300人。
最後までスパルタ人であり続けた300人。

ちゃんと誰にも忘れられずに英雄として語り継がれてますよ。

モンスター(2003年製作の映画)

3.8

娼婦がモンスターになるまで。

これほんとにシャーリーズセロンなのか。
最後まで信じられないくらいの役作りの完成度の高さ。

アイリーンの過去には同情してしまう。
生き延びる術として選んだ道、彼女には
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.6

戦争は麻薬だ。

戦争に取り憑かれた爆弾処理兵。
ぶっきらぼうに見えて誰よりも優しく勇敢な男。
救える命と救えない命。

祖国に帰れるか死ぬかの2択。
まともな精神状態で戦地にいる人間なんて1人もいな
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.7

歪んだ正義vs囚人。

ザ・アクション映画って感じ。たまに観たくなる。
元英国諜報部員のおじいちゃんと化学兵器のエキスパートが、海兵隊の英雄に挑む。
3人それぞれにストーリーがあって良い。

カーアク
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.6

火星に残された男。

こんな絶望的な状況で死んでたまるかって気持ちになるのかっこよすぎる。

天才たちが脳みそフル回転させて、ほぼ不可能な救出ミッションの成功率を上げていく。
どうだ宇宙、人間すごいだ
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.8

花火から銃へ。

銃乱射事件が起こるまで。
誰も主人公をマーティンとして見ない。
ニトラムとしか見られなかったんだろうな。

淡々と事件までの生活が描かれる。
こうすれば防げたとか、これが原因で、とか
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

007最終作。

信頼していた仲間や家族たちにのみ語り継がれる英雄。
最後の作品としては敵が微妙だった気はするし、なんか色々上手くまとめられた感はあったけど、アクション映画としては満点。

良いラスト
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

父の死と残された家族。

転落死の謎を解明することが目的の映画だと思っていたが、全く違ってびっくり。
子どもが本来絶対的で信頼できる存在である親を1人の人間として受け入れるまでを描いた物語でした。
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対峙(2021年製作の映画)

4.3

対峙する4人の大人。

息子を殺された被害者の両親とその息子を殺した加害者の両親。
約2時間彼らの会話が続くだけ、なのにもの凄く引き込まれる。
こんなに感情を揺さぶられると思わなかった。

息子を失っ
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.0

R.M.Fは死んで、飛んで、サンドウィッチを食べる。

関連がありそうでなさそうな「支配」の3章

愛とセックスとカルト。
共通するテーマは支配。もしくは支配されることの愚かさ。な気がする。

深いと
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.4

砂漠を彷徨う謎の男が抱える過去。

雰囲気の良いロードムービー。
雰囲気に騙されそうになるけど、結局中途半端なラストな気がしてならない。
うーん、これで良かった??のか?って感じ。

ジェーン役のナス
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幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

4.0

引越し先は動物園。

家族としての人生を再出発させるため動物園付き物件を購入した男の物語。

スカヨハにエルファニング、キャストが豪華で面白さ倍増。
動物好きに悪い奴はいない。

20秒の恥をかく勇気
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