ガガンボさんの映画レビュー・感想・評価

ガガンボ

ガガンボ

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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.0

自由のために声を上げる子どもたち。

様々な人種が通う落ちこぼれクラスと新米教師。
日記を通じて本音で語り合う。
ホロコーストを題材に、ギャングに憧れ死ぬことが誇りだと語る生徒たちに「生き方」を教える
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

4.0

白人至上主義。

全ての人間の心の奥底にある弱さ、醜さが仲間に出会った安心感で暴走し、取り返しのつかない結果となる。

何かがうまくいかなかった理由を自分以外に求めるのは愚かだなと。

人間の弱さが詰
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.8

“力”を持った子どもたち。

めちゃくちゃ頭の良い大人より純粋無垢で無邪気な子どもが異能を持つ方が何倍も恐ろしい。

純粋ゆえの迷いなき殺人。
猫の一件だけは許さない。

大人は判ってくれない。

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.6

ムキムキ300人対10万人。

ゾウにもサイにも負けないムキムキの300人。
最後までスパルタ人であり続けた300人。

ちゃんと誰にも忘れられずに英雄として語り継がれてますよ。

モンスター(2003年製作の映画)

3.8

娼婦がモンスターになるまで。

これほんとにシャーリーズセロンなのか。
最後まで信じられないくらいの役作りの完成度の高さ。

アイリーンの過去には同情してしまう。
生き延びる術として選んだ道、彼女には
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.6

戦争は麻薬だ。

戦争に取り憑かれた爆弾処理兵。
ぶっきらぼうに見えて誰よりも優しく勇敢な男。
救える命と救えない命。

祖国に帰れるか死ぬかの2択。
まともな精神状態で戦地にいる人間なんて1人もいな
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.7

歪んだ正義vs囚人。

ザ・アクション映画って感じ。たまに観たくなる。
元英国諜報部員のおじいちゃんと化学兵器のエキスパートが、海兵隊の英雄に挑む。
3人それぞれにストーリーがあって良い。

カーアク
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.6

火星に残された男。

こんな絶望的な状況で死んでたまるかって気持ちになるのかっこよすぎる。

天才たちが脳みそフル回転させて、ほぼ不可能な救出ミッションの成功率を上げていく。
どうだ宇宙、人間すごいだ
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.8

花火から銃へ。

銃乱射事件が起こるまで。
誰も主人公をマーティンとして見ない。
ニトラムとしか見られなかったんだろうな。

淡々と事件までの生活が描かれる。
こうすれば防げたとか、これが原因で、とか
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

007最終作。

信頼していた仲間や家族たちにのみ語り継がれる英雄。
最後の作品としては敵が微妙だった気はするし、なんか色々上手くまとめられた感はあったけど、アクション映画としては満点。

良いラスト
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

父の死と残された家族。

転落死の謎を解明することが目的の映画だと思っていたが、全く違ってびっくり。
子どもが本来絶対的で信頼できる存在である親を1人の人間として受け入れるまでを描いた物語でした。
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対峙(2021年製作の映画)

4.3

対峙する4人の大人。

息子を殺された被害者の両親とその息子を殺した加害者の両親。
約2時間彼らの会話が続くだけ、なのにもの凄く引き込まれる。
こんなに感情を揺さぶられると思わなかった。

息子を失っ
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.0

R.M.Fは死んで、飛んで、サンドウィッチを食べる。

関連がありそうでなさそうな「支配」の3章

愛とセックスとカルト。
共通するテーマは支配。もしくは支配されることの愚かさ。な気がする。

深いと
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.4

砂漠を彷徨う謎の男が抱える過去。

雰囲気の良いロードムービー。
雰囲気に騙されそうになるけど、結局中途半端なラストな気がしてならない。
うーん、これで良かった??のか?って感じ。

ジェーン役のナス
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幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

4.0

引越し先は動物園。

家族としての人生を再出発させるため動物園付き物件を購入した男の物語。

スカヨハにエルファニング、キャストが豪華で面白さ倍増。
動物好きに悪い奴はいない。

20秒の恥をかく勇気
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.8

英語で繋がる心と体。

登場人物全員良い奴なあったかい物語。
インド映画特有のインターバルと音楽がクセ。

仕事で嫌なことあったらこういう映画見るに限る。

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

4.1

何も無い女、ワンダ。

家事も育児も仕事も、キレイにご飯を食べることすらもできないワンダの物語。

意思もなければ、勇気もないワンダにイライラしつつも、犯罪者に褒められ喜んでいる姿とか、口の周り汚しな
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.6

男は仕事、女は家事。

高級車を乗り回し、パーティ三昧の自由な生活を送る人々。
何も不自由がない生活の違和感に気づいた主人公が知る真実。

プライドと欲に塗れた男という生き物の気持ち悪さが存分に詰まっ
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.0

神の街。

60年代から80年代のブラジル。
クスリと殺しを経験したら大人な世界。
ここに生まれていたら3日で死んでいる自信があります。
ただ、欲望に忠実に生きる彼らに少し羨ましさを感じたのも事実。
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

3.6

叔父さんの彼氏と私。

かわいいミニイブラヒモビッチの可愛い嫉妬。
登場人物全員良い人でほっこりあったかい物語。

色使いも綺麗で良い作品でした。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

ボーは恐れている。何もかも。

公式のネタバレ見てなんとなく理解。
途中の劇のシーンとかもう何がなんやら。

母の異常な愛情と息子の異常な被害妄想が生んだ悲しい物語。なのだろうか。

なぜか水が印象的
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.2

やっと映画館でエイリアンが観れた。

ちゃんと気持ち悪くて助かりました。
エイリアンという映画もエイリアン自体もまだまだ進化できたんだという嬉しさ。

同じ列のおじさんがびっくりするシーンで暴れすぎて
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.3

約400日間釘に気づかなかった家族。

危機感の無さに少しイライラ。
早く子ども探しに行かんかい。

どこまでの音に反応するのかの定義が曖昧で残念。

音を立てたらやってくる「何か」のビジュアルは良い
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

鬼太郎誕生。

戦隊モノとか一切見ずに、ひたすらレンタルで借りてきたゲゲゲの鬼太郎のビデオを見て過ごした小学生時代。
クリスマスはリモコン下駄が欲しかったなぁ。

幽霊族の悲しき物語。
人間は醜いね、
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.8

X観てすぐ鑑賞。

やっぱり作風が好き。
タイトル出る瞬間とエンドロールは過去1好きかも。

パールに同情しそうになったけど暴れ出してからそんな気持ちはどこかに消えました。

ノーカットで斧持って追い
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X エックス(2022年製作の映画)

3.8

もう取り戻せない若さに狂った老婆。

ザ・レトロなホラー映画って感じ。
怖さよりも撮り方とかセンスに溢れてて映画として結構好き。
老人の性的なシーンって直視できないほどグロテスクなんだという新たな気づ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.5

犬の欠点は人間への忠誠心。

悲しき過去を持つ、心優しきドラァグクイーン。
あんまりよく無い例えかもしれないけどジョーカーに犬要素足した感じ。

犬派として、犬たちが酷い目に遭わないかソワソワしながら
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.6

社会が私を見放した。

タイトルだけで惹かれて鑑賞。
孤独な女が殺人を犯すまで。

差し伸べられた手を全て拒否して、孤独な最期を迎えた彼女に同情は出来ないけど、なんとも言えない切なさを感じました。
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フットルース(1984年製作の映画)

3.7

抑圧する大人と自由に生きたい学生。

オープンニングからエンディングまで青春が詰まってた。
何にも無い田舎での青春になぜこんなにも惹かれるのだろう。
限られた娯楽を全力で楽しむ姿に元気をもらえる。
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