ガガンボさんの映画レビュー・感想・評価

ガガンボ

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新しき世界(2013年製作の映画)

4.0

潜入捜査、極み。
自分は警察かヤクザか。
主人公の下した人間くさい決断に天晴。
人間の良いところと悪いところ全部詰まってて最高でした。

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.6

たまにコテコテのアメリカ青春映画が観たくなる。
大学入学前の3日間がこんなに充実してたらあと4年間どうなるのよ。
全員バカっぽいけど、常に自信満々なところは見習いたいね。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.8

未解決連続殺人事件を追う刑事。
未解決事件らしい煮え切らない終わり方。
ただ警察の無能ぶりにイライラする。
拷問して自白させるような汚い方法をしてきたツケがこの事件の解決を遅らせてたような。
最後の観
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空気人形(2009年製作の映画)

3.8

「こころ」を持つこと。
心を持ってしまったラブドールの物語。
素敵な詩集を読んだような満足感。
とてもきれいで切ない映画でした。

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.6

日本アカデミー賞受賞と聞いて。
タイムスリップした侍の思いが映画に。
ラストの間の取り方とかすごい迫力あったけど、全体的に軽い感じで日本アカデミー賞取るほどだろうかと思いました。

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.8

堕ちていく正義。
警察が腐ってたらもう何も信じられない。
綾野剛の表情の変わり方が迫力あってよかった。

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

3.8

神の声。
アヒルと鴨のコインロッカーで知ったボブディラン。
新しいジャンルに挑戦し続けるけど、出発点となったフォークへのリスペクトも忘れない。
Blowin’ in the windが頭から離れない。

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

4.0

5分で1件犯罪が起きる街を守る警察。
POVで臨場感たっぷり。
シンプルにジェイクギレンホールが好き。

宝島(2018年製作の映画)

3.8

日曜の午後にぴったり。
フランス人は何をしててもオシャレに見える。
ただの会話も聞いていて心地良い。
久しぶりのギヨームブラック大満足でした。

NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

3.7

12分でもしっかりランティモス。
父、夫であることの証明に見た目も性別も中身も関係ない。
いつも通り「父」として行動していれば良い。
家族なんてそんなものだと言われているような、そんな深い意味は無いよ
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.9

ストリップダンサーは所詮ストリップダンサー。
羽ばたいて落ちていく夜の蝶。
人生そんなに甘くないのは知ってるけど、分かってるけど、期待しちゃうよね。
金に人の心を蝕まれた富豪には見つけられない幸せがき
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

死ぬために生きてる男。
映画の設定としては全く身近じゃないのに、妙に感情移入してしまう。
これが演技の力か。
床に物を落としてここまで絶望させられたのは初めて。

凶悪(2013年製作の映画)

3.8

この世界を知らない自分はきっとまだまだ幸せ。
弱者をぐちゃぐちゃに踏み潰す。
ピエール瀧とリリーフランキーの演技が本物すぎてくらった。

愚行録(2017年製作の映画)

3.6

一家惨殺事件から紐解かれる関係者の愚行録。

人間の嫌なところ詰め合わせで気持ち悪くなる。
人間なんてこんなもんか。

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.8

最近見始めた邦画に隙あらば登場する河合優実。
主演の映画見たいと思ってた。
あまりにも演技が自然すぎて映画という創作物の中ではもはや不自然レベル。

内容としては、つまらなくはないけどよく分からないと
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.6

反AI派とAI擁護派。
AIが人種の一つになる日が来るのかね。
暇な時にちょうどいいSF

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.8

神さま、優しくて美しい3人の物語の結末を咎めないで。
風に吹かれてが頭から離れない。

百円の恋(2014年製作の映画)

4.0

百円女の醜くて、見苦しいのに同情できてしまう足掻き。
現実は甘くない。
でも、自分が変われば周りも変わる。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.0

過保護は偏見と同じ。
同じ目線で、同じ態度で接すること。
それが相棒になる秘訣かもしれない。

(2025年製作の映画)

4.0

敵は北からやってくる。

敵は生に執着する自分か。
正直理解しきれなかったけど、客観視してる自分を客観視して安心するシーンにめちゃくちゃ共感。
ずるいことや悪いことを行なった自分に気づいているから大丈
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.8

怒らない優しい日本人。

無罪11人vs.有罪1人。
ザ・日本人なやり取りの数々に少し恥ずかしくなる。

話も二転三転して楽しいコメディ映画でした。

さがす(2022年製作の映画)

3.6

生きているのではなく、生かされている。

死にたいと願う人間を生かすのは周りのエゴか。
自由に自分の体を動かせない人間に対して生きてりゃいいことあるなんて言えない。
目を背けたい現実でも家族である限り
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.8

それでも生きていく。

足に障がいのある兄と自閉症の妹。
死なないために選んだ選択肢。

普段生きている中で見えない世界、見たくない世界をありありと見せつけられる。

彼らを責めることも止めることもで
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.6

ジェシーアイゼンバーグ監督作。

理想の息子と理想の母親。
切りたくても切れない家族の絆。

真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.6

使用人と画家。

どこを切り取っても絵になる美しい映画でした。
直接的なシーンはないのに、2人が繋がっていることを綺麗に表現していた。
絵の具を調合しているシーンとか特に美しかった。

絵画は全く詳し
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

その男をどう見るか。

家族想いの父と見るか、犯罪者の息子と見るか、外国人と見るか、、。
その人間が何者なのかを表現するのは国籍だろうか、家系だろうか、よく分からなくなった。
こういう人間だったと理解
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茶飲友達(2022年製作の映画)

3.6

家族とは。

高齢者向け売春クラブ。
主人公が犯罪を基に作り上げたハリボテの家族と、切っても切れない本物の家族と。

確かに主人公の寂しさを埋めるためだけに作られたものではあったんだけど、誰かを救う居
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エマニュエル(2024年製作の映画)

3.2

世界観は好きだが、何を見せられているのかはよく分からなかった。

あんのこと(2023年製作の映画)

3.5

あんのこと。

実話ベースだからか淡々と進む物語。
生まれる環境の大切さ。
親が娘をママと呼ぶ気持ち悪さ。

刑事が良い奴なだけに非常に残念。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

社会のレールから外れた男の生き様。

まっすぐで正直な人間ほど社会のレールから外れてしまう。
みんなもっと適当に冷たく生きている。

怪物(2023年製作の映画)

3.8

怪物は誰で、普通なのは誰なのか。

親、教師から見た湊、そして湊自身の視点で描かれる、湊と依里の物語。

誰にでも手に入るものを幸せと呼ぶのはしょうもない。
親が望む幸せが幸せか。
湊が依里を好きなの
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