June

マンチェスター・バイ・ザ・シーのJuneのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

身近な死と、取り返しのつかない過去と、それでも続く日常と。
言い合いながらも、家族になっていく二人。
周りの人たち。

終盤のランディとのやりとりで、
リーをランチに誘うランディの勇気に感動。二人が愛しあう夫婦だったことを再確認したシーンでした。あのやりとりがこの元夫婦双方にとって、救いになれば良いな。

人物描写がすごく身近で共感できて、好きな映画のひとつになりました。
特に、
何をしても気だるくて、会話するときにあえて否定するのがめんどくさかったりして、適当に嘘をついて流していくところだとか、
ちょっと冷凍庫を開けてみただけなのに、流れるように中身が落ちてきて、拾って立つ拍子に頭をぶつけるし、冷凍庫に詰め込んでも上手く閉まらないし、引っかかるし、もう全部入らなくてもとにかく閉まれよ!って冷凍庫の扉をバンバンするとこ。何気ないことなのに、まいって、いらいらして、混乱して、泣いちゃうあたりが、共感しかなかった。
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