あみだくじ

マンチェスター・バイ・ザ・シーのあみだくじのレビュー・感想・評価

4.9
 凄く重い作品。自分の人生とか、色々考えさせられた。
 無愛想な何でも屋?のリー。1本の電話で仕事を休んで、どこかに。着くとお兄さんが急に亡くなったことが分かる。そこから過去と現在が描かれていた。お兄さんは若い頃に重い心臓病にかかっているらしくて。みんなが認めるいい人。一人息子のパトリックを助けながら、リーは地元で過ごすんだけど、忘れられない過去があった。
 その忘れられない過去が、とてつもなく辛いことで、もう想像もつかない。それでも甥の為?それとも助けてくれた兄の為?に、自分の地元で過ごすんだけど、見ていて凄く辛い。甥も結構年相応の行動をしてるんだけど、やっぱり辛いよね。
 リーの出した答えは、正解なのかは分からないけど、自分の気持ちを素直に打ち明けられ、助けを求められたのは素晴らしいと思った。パトリックも思春期そのもので、父親が亡くなっても、彼女ややりたい事がたくさんあって良かったのかも。でも二股は良くないけどね。
 リーの元奥さん。酷い事言ってごめんなさい、と謝ってたけど、あれって自分が楽になりたかったんだよね?と思った。リーはそんな事して欲しくはなかったんだろうな。だから暴れてしまったんだよね。
 マジで辛い作品。でも見て良かったと思う。
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