まきぎょうざ

マンチェスター・バイ・ザ・シーのまきぎょうざのレビュー・感想・評価

4.6
辛い、、ずっと辛い。リーの表情に胸が苦しくなる、取調べのシーン特に悲しかった
無愛想で心が荒んでるリーが映されるところから始まって、ジョーの死をきっかけに、今の状態になった過去の事情がどんどん明らかになっていく、、過去と現在を織り交ぜてるのにすごく観やすかった。

リーが街に居れない様子や、壊れていった様子、これからも心は直らない様子
リーに遺物を託したジョーもだけど、なんでわざわざリーを街に呼び戻したのか、過去と向き合って欲しかったのかなって、苦しさから解放してあげたかったのかなって。色々考えさせられた。
離婚した妻とばったり会うシーンも、親を亡くしたパトリックと一瞬でも心が通じ合うシーンとかも、考えれば考えるほど深みが増していく映画で、脚本賞を獲得した理由が観てから時間が経てば経つほど分かっていった。
でも、辛いばっかりじゃしんどいから、たまにユーモア織り交ぜられてて良かった。余韻がすごい映画で、観て良かったって心から思う。