けんぱじ

マンチェスター・バイ・ザ・シーのけんぱじのレビュー・感想・評価

5.0
これは…
凄く心に染み入る作品に出会ってしまった。
こちらを同じ日に観てしまったからカフェソサエティがw(笑)

じわじわと悲しみがこみ上げてくる。
二段、三段と攻めこまれる。
主人公リーは深い心の傷を負っていて、時系列を順序正しく進んではいないが、それがとても自然で、効果的に表現できてた。
その、リーを演じたケイシー・アフレックの破裂して壊れそうで、でも家族にはキレることなく自制心を強く持って生きてる役を見事に演じていて、涙が溢れくる。
町で偶然に出会った元妻から「あの時は申し訳なかった」「愛してる」と言われた。
でも、そんなこと言って欲しかったんじゃない!
「今でも憎んでる。許さない。」と言われる方がまだマシだとッ!
自分が生きてる事が苦しかったんだろう…
居眠りをしてしまいフライパンを焦がした時に幻を見た…
この町にいると「乗り越えられないんだ」

私的にはムーンライトよりもラ・ラ・ランドよりも作品賞はマンチェスター・バイ・ザ・シーでした。
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