なんとも形容しがたい。わかりやすいストーリー展開でもないし大半は静かで淡々としている。でも(だから？)徐々に引き込まれ感情を揺さぶられるのだ。田舎町の雰囲気や噂に渦巻く人々と過去/現在の交互描写を見ながらいつでもすぐにその時の自分に戻ってしまう感覚を覚える。時が止まってしまってるというか。大抵思い出したくない嫌なことは時間が解決してくれるだろうが"絶対無理"という場所や人の存在は消すことが出来ないと思う。忘れる努力も必要だがどうしても折り合いをつけられないことだってあるだろう。どう向き合っていくか…ダメージ負って傷ものの心への特効品。
しみじみとじんわり良い。
ジョージ夫妻いい人。兄も。
アカデミー脚本賞納得
