Volvicinema

マンチェスター・バイ・ザ・シーのVolvicinemaのレビュー・感想・評価

4.0
2016年,アメリカ
監督:ケネスローガン

再びあの街へ

この映画で1番好きなのはエンディング。
変わらない人、変わらない景色。
変わらないからこそ、帰ることを一層苦しめる。

兄の死をきっかけに、過去と現在のリー、家族、友人の姿を描き、自分のあるべき姿を模索していく。

彼のバックボーンが徐々に見えてきて、今にも崩れ落ちそうなくらい壮絶な彼自身の中を想像するだけで、胸が痛い。

ケイシーアフレック自身、実の兄との比較を免れない人生を歩んできた中、この作品でオスカーを受賞した事を考えるだけで、涙が出てくる。