サップリン

マンチェスター・バイ・ザ・シーのサップリンのレビュー・感想・評価

4.0
過去の過ちを乗り越えられるか乗り越えられないか…。映画内と実生活の絶妙なキャスティングを味わえる曇り空の地味で静かな優しい人間ドラマ

主人公の故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーというアメリカ合衆国マサチューセッツ州の中にある港町が舞台

リバー・フェニックスの弟であるホアキン・フェニックスと「‪容疑者、ホアキン・フェニックス‬」で大すべりしたベン・アフレック(バットマン)の弟「ケイシー・アフレック」と、バットマンの敵役の代表格(ジョーカー)を演じたヒース・レジャーの恋人だった「ミシェル・ウイリアムズ」が夫婦役。

そんな夫婦に訪れた悲劇が中盤に明らかになるのだがその内容が圧倒的に絶望的で辛すぎる

この作品で陽と陰を演じ分け、第89回アカデミー主演男優賞を獲得したことで復活したかにみえたケイシーだったが…過去のセクハラ疑惑により、異例の第90回アカデミー賞でのプレゼンター辞退、欠席にまで至っている。そもそも主演男優賞を受賞した際にもプレゼンターであった第88回アカデミー主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンから拍手やハグを拒まれるなど話題には事欠かない

映画内でも実生活でもケイシー・アフレック(リー)は果たして乗り越えられるのか!