ミミック

マンチェスター・バイ・ザ・シーのミミックのレビュー・感想・評価

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まれにスコアの付けようのない作品に出会うことがある、今作はまさにそれ。

一回見て「良かった終わり。」とか「つまらなかったもう見ない。」ではなく人生を進むうちに何回も見たくなる、そばでずっと寄り添ってくれるような作品。生きていて避けられない身近な人物の死を扱った映画で、ここまで心に迫って色んな気持ちになったのは初めて。連続ドラマのように登場人物を丁寧に掘り下げる時間の使い方と、過去が次第に明らかになる構成にぐいぐい引き込まれる。

今回見て印象的だったのは、ケイシー・アフレックの表情はそんなに変わらないのに時間の経過で受ける印象が違うことと、ミシェル・ウィリアムズの芝居ひとつで強引に持っていってしまうところ。

次見た時に、また新たに感じたことを記す。
ミミック

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