面接に行くと「人生で挫折したことは〜？」とか「最大の失敗は〜？」とかいう質問をしてくる人たちがいます。なんで乗り越えた前提で、なんであんたなんかに教えなきゃいけないの、と思ったもので。
とにかく、世の中がうるさくて仕方ないよね、という映画と捉えました。
無感情なわけないし、乗り越えようと思ってるに決まってる、でも考えないようにしないと、壊れちゃうんだよ、弱いんだよっていうのを、いろんな対比で描いていて、
でも乗り越えた人が悪いわけじゃなし、偉いわけじゃなし、傷ついた後に、環境とか、いろんなことで分かれていく姿を、優劣付けずに、静かに描いてたと思います。良かったです。自分でも無意識に押し込めて、言語化しないようにしてるけど、奥の方でどうしようもなく感じてることって、ちょっとした引き金で出てきて、止まらなくなったりする、その感じとかが、ケイシー・アフレックも、ルーカス・ヘッジスも、上手かったですとても。
