やま

マンチェスター・バイ・ザ・シーのやまのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

リーの人間らしさに引き込まれる映画だった。
最初は便利屋で淡々と仕事をこなしているまるで人間ではないようなリーが印象的だった。
兄の死をキッカケに故郷に帰りどんどんと蘇ってくる過去とそれに揺さぶられるリー、イコール、人間に戻っていく姿がとても良かった。
リーなりに考えぐるぐる回り最終的に出した答えに私は涙が出ました。
人間はそこまで上手くリセットできないし立ち向かう事もできない。それでも生きなければならない。
と決めたリーの再スタート、めちゃくちゃ美しかったです。

子供と大人の狭間のパトリックもめちゃくちゃ良かった。リーとの会話はクスッと来るような家族にはなりきれない親戚っぽいやり取りがおりまぜてられていて飽きさせない。

途中まで、イギリスのマンチェスターって海の近くなんだと思っていたけどボストンがめちゃくちゃ出てきてイギリスでないことを知った。マンチェスターバイザシーと言う地名なんですね。
やま

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