目の前の人に早く美味しいハンバーガーを食べてもらいという純粋な思いの兄弟と、そのシステムをビジネスとして拡大したいキートンの野心がぶつかり、徐々にすれ違っていく様子はお話。
良いか悪いは別として、数々の衝突やチャレンジの上に、我々が普段何気なく食しているバーガーがあるのだなとしみじみ思いました。
マクドナルドだけでなく他のサービスもそうだと思いますが、世の中に受け入れられたものがスタンダードであり、いくらそこに愛情や思い入れがあっても、淘汰されたものは評価されないという現実を見せつけられました。
また店舗がフランチャイズで拡大していく様子は、まさに大量生産、大量消費のアメリカを象徴しているかのようでした。
ただ人々がバーガーを頬張るシーンはとても美味しいそうで、この映画を見た後は無性にバーガーを食べたくなりました。
