はや

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのはやのレビュー・感想・評価

4.0
プライムビデオのおすすめに出ていたので観た。面白いと思った商品を売りあるくセールスマンだったレイ・クロックが、マクドナルドコーポレーションの創立者になるまでの話。マクドナルドの歴史の暗部にも触れているこの映画、面白かった。

品質が維持できる範囲での店舗展開を、と大規模展開に消極的なマック、ディック兄弟と、システムを売り全国展開をしてビジネスチャンスを掴みたいレイの、職人対ビジネスマンの闘い。結局、殆ど乗っ取る形でマクドナルド・コーポレーションを立ち上げるレイ。マクドナルドが世界規模の会社になったことのプラス面は本先は描いておらず、マックとディックの兄弟は270万ドルを手にしながら全てを失ったように描かれる。

仕組みを全て説明しきっても真似のできないもの。

レイはマクドナルドにしかない、ある特別なもの、はマクドナルドというそのアメリカ的な名前にあるという。レイはユダヤ系のチェコから来た移民だったそうだ。

〝どの街にも教会と裁判所がある。神を冒涜するわけではないが、マクドナルドはアメリカの教会になれる。家族が集い、笑う場所。しかも日曜日だけではなく、毎日開いている。黄金のアーチを全アメリカに広げてみせる。〟

1950年代のアメリカ、ってマーベラス・ミセスメイゼルの頃だなあ、と思いながら観ていた。古き佳き時代、という感じ。

見終わったらマックに行きたくなります。
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