一花

花戦さの一花のレビュー・感想・評価

花戦さ(2017年製作の映画)
4.3
ポップな販促とはうらはらに、重厚で、心に残る、素晴らしい作品。
なぜ「秀吉ギャフン!」なんて安直やコピーつけたのか。。「仇討ち」だとか、単純なものではない。
戦乱の世に、芸術家としてだけでなく、仏に祈る坊として、自らの本分を全うした人たちのヒューマンドラマ。
野村萬斎の演技から目が離せないところに、久石譲の音楽が響き、ハッと息を呑む生け花の世界が画面いっぱいに広がる。
まさに、大画面で見たい邦画。
先入観なく、和の心に触れると思って、ぜひ観てほしい。
一花

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