こんないい映画があったなんて。
高校時代と20代に生花店に勤めていたのと母が若い頃に池坊の生け花をしていたこともあってか、とても楽しく観れました。
歴史がさほど詳しくなくても、萬斎さんはじめ他の方の少しコメディの入った演技も楽しさを膨らませていたように思います。
(お花屋さんではない)以前働いていたところで、「男性からもらって嬉しくないプレゼントは花束」と言い切る女の子がいて、心底悲しくなった記憶がある。
(だいぶ前だけど、忘れっぽいわたしが覚えているということは相当なショックだったのだと思う(笑)
あんなに気持ちのこもったものはないのに。と思うのだけど。
あまりお花を知らない男性が、恥ずかしさもあるだろうに、わざわざお花屋さんに行って、自分の好きな色や好きな雰囲気や、渡すシチュエーションを伝えて、そこのお店の方がその注文に添えるように造る。
いわば、オーダーメイドですよ。
それを
すぐ枯れちゃうから。
残らない物。
という理由からなのかはわからないけど、
「一番、嬉しくないプレゼント」
なんて口が裂けても言えないなぁ。
たしかに、お花は無くなってしまうものかもしれないけれど、生きているものをいただいた責任とか、だからこそ毎日お水を替えたり、直射日光が当たらない場所に置いてみたり、あるいは枯れてしまう前にドライフラワーにしたり……
今日はお花を頂いたから、飲みすぎずに早めに帰ろうとか(笑)
色々と考えて関われるわけです、お花のプレゼントは。
これは本当にわたしの経験と偏見も入っていますが、お花をあげた男性は、数日後その女性の家に行って確認していただきたいです。
そのお花がどうなっているかを……
元気に満開になっていたらもちろんのこと、
それより先に綺麗にドライフラワーにしていたら、
良い子だと思います(笑)
お花をあげる文化は無くなって欲しくないなぁ。