バロウズ

サイレンスのバロウズのレビュー・感想・評価

サイレンス(2016年製作の映画)
3.4
Netflixオリジナル作品。一人暮らしの聾唖の女性宅にマスク姿の強盗殺人犯が忍び寄る。

まず聾唖の女性が人里離れた場所で一人暮らしをしているという設定に無理があると思いますが、そこには突っ込まないことにします。
耳が聴こえないのをいいことにどんどん主人公を追い詰めていく犯人ですが主人公も負けておらず、あの手この手で犯人から逃れようとする。圧倒的弱者である主人公が知恵を絞りなんとか助けを呼ぼうとする展開に緊迫感が溢れていてなかなか楽しめました。

ただ中盤で犯人がマスクを取って素顔をみせるのですが、なんというかどこにでもいそうな兄ちゃんという感じであまり凶悪な感じはしない。そもそもこの人「10クローバーフィールドレーン」でやさ男を演じていた人だし。

監督のマイクフラナガンは「ジェラルドのゲーム」でも監督も務めており、女性の心理を緻密に描くのが上手いなと感じました。今後の作品にも期待。
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