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ウインド・リバーのkmgのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
3.8
法では裁けない悪というのはむごい。
かつてネイティブアメリカンは白人に土地を奪われて、未だに多くの人々が政府の用意した保留地でいまも暮らしているんだって。ウインド・リバーもそうで、ロッキー山脈の麓というのは外で冷気を吸って走ったら肺が凍って死んでしまうほどの過酷な環境なんだって。
管轄が違うという理由でFBIも州警察も動きようがない警察制度。法があるから秩序や安全が守られているけれど、法があるからこそ、そこをかいくぐってしまえば無法地帯になってしまうなんて、絶望すぎる。自国ではないけれど、かと言って知らんぷりしていられない、知らなければいけないアメリカの闇を見たなあ、と思った
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