はる

ウインド・リバーのはるのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.2
本作は、アメリカの闇を描いた物語。
そして、実際に今もこのような辺境の地で、明るみにされない犯罪を描いた作品。
娯楽も何もない、あるのは雪と山。
あらゆる犯罪が、都市部ではなく、この過酷な雪山で起きている。
ストーリーとしては胸糞ではあるが、私的にはラストにも満足している。
ハンターの主人公の頼もしさはすごい、それがこの不穏な作品を安心して見られる要因のひとつかもしれない。
そして、真っ白な雪とは裏腹な真っ黒なアメリカでの闇、犯罪。
どうすることもできない諦めと、行き場の無い抑圧が人々を狂わせている。
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