死生観の話として見ても面白い。
時間が解決してくれるというのは建前で、亡くした痛みには慣れる。という言葉が印象的。
真っ白な雪の中に赤い血が映える。真っ白な服を着て雪に身を潜めて狙撃するシーンもかっこいい。雪そのものがビジュアル面で優れている。
事件当夜のシーンはつらくて見ていられなかった。薄目にしながら見た。
雪の中、裸足で10キロ走った女の子。映画を見終わった後に、冒頭のシーンを見るとまた異なる感情になる。
息子には、姉が死んだ事を凍死だと伝えているのかな。コヨーテに食べられ、検死も出来なかったと声を震わせるシーンは辛かった。
どうして亡くなったのかが分からない。あまりにもつらい事実に打ちひしがれる演技が、こちらも何度も苦しくなりました。