曽瀬皇帝

ウインド・リバーの曽瀬皇帝のレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.2
とても苦しかった。
しんどすぎて目を背けたくなるシーンがあるけど、冒頭の「実話に基づく」とラストの「統計データに関する事実」のお陰で目を背けてはいけない話題であることがよくわかった。

平和な世界で不自由なく暮らしている多くの人々には想像もつかない恐ろしいことや悲しい事がこの世界のどこかで起きているという事実に目を向けるきっかけになる。こういう映画は貴重。

実際、見終わってネイティブアメリカンの歴史などを調べてみて学ぶ事もとても多かった。こういう社会問題はとても多く根強いんだろうけど、被害者のみならず、加害者になってしまう人も含め少しでも多くの人が救われてほしいと願うばかり。