イザンバ

ウインド・リバーのイザンバのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
3.8
事実を元に制作されたネイティブアメリカンが居住する土地で起きた殺人事件の話。
先住民の実情や残された者の孤独と哀しみと怒りの強いメッセージが込められた映画だった。
悪い意味で管理されない広大な土地に7人の警察官しかいないことや、他所者に対して明らかに冷ややかな態度をとる住民と殺人事件があったのに1人の若い捜査官しか送らないFBIなど、この土地を取り巻く中と外の問題を上手く取り上げていた。
映画自体は解決に向かうまでの展開も犯人との対立も最後に下した決断も差別問題やら人としての成長なんか結構色んな要素も動きもあって面白かった。
中々全体的に重いし静かだけど、最後の判断は自分は好き。