近藤真弥

ウインド・リバーの近藤真弥のレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.0
『最後の追跡』では、忘れられた人たちにフォーカスした素晴らしい脚本を書いたテイラー・シェリダンの監督作。もちろん脚本もテイラーさん。アメリカの暗部を抉りだす内容だけど、“運が来ない”土地の閉塞感や殺伐とした空気は日本に住む私たちもコミットできるはず。犯人の動機が少々ステレオタイプなのは引っかかるものの、そこでしか生きることを許されなかった人たちの哀しみに心が揺さぶられました。
近藤真弥

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